Michelle Branch / the spirit room
01:Everywhere
02:You Get Me
03:All You Wanted
04:You Set Me Free
05:Something To Sleep To
06:Here With Me
07:Sweet Misery
08:If Only She Knew
09:I'd Rather Be In Love
10:Goodbye to You
11:Drop In The Ocean
大好きだ。何はなくとも大好きだ。と一句詠んでしまうくらい好きです。ミシェルブランチの1st。
当時高校生だったもので経済的な理由から先に買ったのは2ndだったんですが、この作品が出た当時からいろいろ雑誌で記事は読んでました。
デビューしたてだっていうのに、早くもミシェルはアイドル化を嫌い、戦っていました。今そのことを思い返すと、本当によくがんばったんだな、と思います。早くも自分の曲を、特にプロデューサーの意向が強く反映された曲をこき下ろしてましたからね。とにかくそれが印象的でした。
そういえば04年に大阪ドームで彼女を見たとき、フォークギターを抱える彼女が思っていたよりもずっと小さく見えることに驚きました。あんな風に小さい体で大きいギター抱えて歌い続けていたから、レッカーズ結成して好きに歌えるようになったんだなぁ、と思います。
さて内容ですが、売れに売れた#01がとにかくいい。もうものすごくいい。ビデオもいい。なんかビデオのミシェルは5割り増しくらいでかわいいです。
それから彼女がこき下ろしていて、ライブではレコーディングとがらっと違うアコースティックバージョンで歌う#03ですが、彼女が嫌うということは商業主義的ということになりますけど、でもいい曲です。ミシェルには悪いですが、プロデューサーの腕は確かなようです。
アイドルの曲と決定的に違うのは、どんなプロデューサーでも出せないところが出ているって点だと思います。
全曲通して実にソウルフルに歌っています。特徴的な、なんかもごもごしたような歌い方は感情が高ぶると出てくるようで、もうサビの方はもごもごしっぱなしです。
聴く度に、レッカーズもいいけどミシェル名義の3rdが聴きたいなぁと思います。
(07/01/15)



THE MUSIC / WELCOME TO THE NORTH
01:Welcome To The North
02:Freedom Fighters
03:Bleed From Within
04:Breakin'
05:Cessation
06:Fight The Feeling
07:Guide
08:Into The Night
09:I Need Love
10:One Way In, No Way Out
11:Open Your Mind
抜群の歌唱力とリズムで聴くも良し踊るも良しの僕らのTHE MUSICのセカンド!いやーよかった。今回もよかったですよ。
アメリカ人プロデューサーも迎えてファーストに比べてメジャー指向になった感も確かにありますけど、それでも媚びる感じは全くなく彼らの音楽を鳴らしてるなあ、と思います。音も厚くなりかつ洗練されてて、今回の起用は大成功でしょうね。とにかくそれぞれの曲で音が深くていい。
フジロックでナマで見て改めて実感したのですが、#01の表現力はものすごいです。歌詞とかなんのこっちゃかわからなくても、なんかきます。グッときます。あとでじっくり訳して二度感激という、英語を解さないアベレージな日本人には大変お得な一枚となっております。いや、別にEMIの回し者じゃないってば。
僕がこの珠玉の名曲集の中から一曲選ぶとすればですね、えー、どうしようかな、困ったなあ、どうしよう…、うん、もう迷うことなくダントツで#06!ハハッ、意味なくもったいぶっちゃった。いい曲揃いですけど、断然Cessationっすよ。この曲のスピード感はすごい。ものすごい。テンポがどうじゃなくて、曲が持つ勢いがすっごいです。今まで聴いた中で一番早いと行っても過言ではないでしょう。この人たちは本当に何から何までよくわかってんなあ。
(05/10/04)



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